
オール電化全般編
-
Q1.そもそも、オール電化って何?
A1.一般的に「オール電化」と言われていますが正式には「オール電化住宅」のことです。オール電化住宅とは暮らしの熱源である、調理・空調・電気・給湯などの全てを電気で賄っている住宅のことを指しています。
①キッチン…ガスではなく、電気によって料理するIHクッキングヒーターを使用します。
②給湯…ガスではなく、電気料金の安い夜間にお湯を沸かして、日中使用できるように沸かしたお湯を溜めておく、エコキュートなどの電気給湯機を使用します。
③暖房…ガスや灯油ではなく、エコキュートの熱を利用した床暖房や、電気料金の安い夜間に熱溜めておき、その熱を日中に利用する蓄熱暖房機を使用します。
-
Q2.オール電化にすると、光熱費って高くなるんじゃないの?
- A2.電気代・ガス代の光熱費を分けて支払っていた分の基本料金を、ひとつにまとめることができるので、光熱費全体は、大方のご家庭では出費を抑えることになります。
IHクッキングヒーターやエコキュートは、機器本体の省エネ性能が高いので、電気代が安くなります。なおかつ、電気料金の安い夜間に高い効率のヒートポンプシステムを稼働することで、安い費用を算出することができるのです。
給湯については光熱費の中で占める割合が多いとされていますが、エコキュートはガスと比べ、1/6 ~1/10 のコストになると言われています。
- A2.電気代・ガス代の光熱費を分けて支払っていた分の基本料金を、ひとつにまとめることができるので、光熱費全体は、大方のご家庭では出費を抑えることになります。
-
Q3.停電になった時、オール電化にすると何もできなくなるんじゃないの?
- A3.災害発生時に一番に復旧されるのは電気です。事実、過去の災害発生時も、一番に復旧されたのは電気でした。
また、災害発生時にはエコキュートに溜められたお湯を使用することができるため、万が一の時に役に立ちます。
- A3.災害発生時に一番に復旧されるのは電気です。事実、過去の災害発生時も、一番に復旧されたのは電気でした。
-
Q4.オール電化にした後、うまく割引を利用する方法ってあるの?
- A4.電気などを使用する時間帯を家族で考え、電力会社の契約パターンを選択してください。
電力会社の契約メニューは、家で過ごす時間帯やオール電化の使い方で違ってきますので、契約メニューの内容をじっくり検討して判断することをお勧めします。
- A4.電気などを使用する時間帯を家族で考え、電力会社の契約パターンを選択してください。
-
Q5.オール電化って初期費用が掛かるんじゃないの?
- A5.オール電化の機器自体の金額は、少し高いな…と感じる方もいるかもしれませんが、劣化が少なくて長持ちするのが強みです。
光熱費を大きく節約できるので、長期的に考えると、総費用でオール電化の方がお得であるといえます。
なおかつ、オール電化住宅では、室内で燃焼することがないので水蒸気の発生を抑制され、結露が減少、住宅自体の劣化防止に繋がります。
- A5.オール電化の機器自体の金額は、少し高いな…と感じる方もいるかもしれませんが、劣化が少なくて長持ちするのが強みです。
IHクッキングヒーター編
-
Q1.そもそも、IHって何?
A1. IHとは、Induction Heatingの頭文字を取ったもので、電磁誘導加熱のことです。
トッププレート(結晶化ガラスなどの板)の下にある、磁力発生コイルから発生した磁力線が、鍋底を通過するときに発生する電気抵抗で鍋底が過熱するという仕組みになっています。
-
Q2.IHって火力が弱いって聞いたけど?
- A2.一例を挙げると、ガスコンロの大きいバーナーと同じ位の火力が、2kWのIHに相当します。
なおかつ、その火力を上回る3kWに相当する火力の設定もあり、1?の水が約2分強で沸かすことができ、お湯を沸かすのも、あっという間です!
- A2.一例を挙げると、ガスコンロの大きいバーナーと同じ位の火力が、2kWのIHに相当します。
-
Q3.IHって火がないけど、チャーハンとかちゃんと作れるの?
- A3.チャーハンのほか、炒め物なども申し分ない火力でシャキッと作ることができます。
チャーハン作りの特徴の鍋振りも、鍋を一瞬トッププレートから離しても、素早く温度が復帰し火力感が落ちないので、問題なく作ることができます。
- A3.チャーハンのほか、炒め物なども申し分ない火力でシャキッと作ることができます。
-
Q4.IHには専用の鍋が必要なの?
- A4.IHクッキングヒーターは使える鍋が限定されてしまい、今まで使用していた鍋が使えなくなるのではないか…という不安の声も多いようですが、近年のIHクッキングヒーターにはオールメタル対応のものや、ラジエントヒーターを設けたものなどもあり、こうした不安はなくなりつつあります。
IHクッキングヒーターでは、専用の鍋にする必要があるわけではなく、アルミ製や銅製の鍋が使用できないということです。
使用できるのは、鉄・ステンレス・ホーローなどの磁石が付く鍋です。
しかし、オールメタル対応のIHコンロなら、アルミ製や銅製の鍋でも使用可能になります。
また、SGマークのある鍋・あっせん鍋は効率が良くなるので、お勧めです。
- A4.IHクッキングヒーターは使える鍋が限定されてしまい、今まで使用していた鍋が使えなくなるのではないか…という不安の声も多いようですが、近年のIHクッキングヒーターにはオールメタル対応のものや、ラジエントヒーターを設けたものなどもあり、こうした不安はなくなりつつあります。
-
Q5.トッププレートが割れたり、傷付いたりすることはないの?
- A5.耐衝撃性に優れた硬質セラミック (結晶化ガラス) になっているので、通常使用している分には割れたり、傷付いたりすることはありません。
ただし、土鍋を使用する際、割れたり、傷付いたりすることがあったり、サンドペーパーや金属製のタワシで強くこすると傷が付きます。
- A5.耐衝撃性に優れた硬質セラミック (結晶化ガラス) になっているので、通常使用している分には割れたり、傷付いたりすることはありません。
-
Q6.トッププレートのお手入れ方法って?
- A6.通常の汚れならば、濡れ雑巾やタオルなどで軽く拭き取るだけで、すぐに落とすことができます。
汚れがこびりついてしまった場合には、一般的なクリームクレンザーを垂らし、アルミホイル、またはラップをくしゃくしゃに丸め、軽くこすり、あとは濡れ雑巾やタオルなどで拭き取るだけの簡単お手入れです。
- A6.通常の汚れならば、濡れ雑巾やタオルなどで軽く拭き取るだけで、すぐに落とすことができます。
-
Q7.IHに電磁波が発生するって聞いたけど、体への悪影響はないの?
- A7.IHクッキングヒーターから出ている電磁波は、他で通常使用している家電品と同等レベルにあり、国際的に決められたガイドラインを大きく下回っており、体への悪影響は無いとされています。
電磁波とは、テレビ放送波・太陽光線などの自然に存在しているものであり、IHだけから生じるものではありませんので、安心してお使いいただけます。
- A7.IHクッキングヒーターから出ている電磁波は、他で通常使用している家電品と同等レベルにあり、国際的に決められたガイドラインを大きく下回っており、体への悪影響は無いとされています。
エコキュート編
-
Q1.そもそも、エコキュートって何?
A1.自然冷媒ヒートポンプを使って、空気中の熱を効率よく集めてお湯を作る、電気給湯システムのことです。
今までの電気温水器と比べて、環境に優しく経済的な給湯システムになります。
ちなみに、エコキュートとは商品名ではなく、給湯機器メーカーや電力会社が、自然冷媒ヒートポンプ式電気給湯機の総称のニックネームとして使用しているものになります。
-
Q2.電気代が安くなるのはどうして?
- A2.基本的に電気代の高い昼間ではなく、電気代の割安になる夜間にお湯を沸かします。
次の日に使用するお湯を貯め、前の日に貯めておいたお湯を使用することで、電気代を抑える給湯システムになっています。
- A2.基本的に電気代の高い昼間ではなく、電気代の割安になる夜間にお湯を沸かします。
-
Q3. エコキュートと電気温水器の違いってなに?
- A3.お湯を沸かすしくみに大きな違いがあり、電気温水器は貯湯タンクの中に設置されたヒーターでお湯を作り、エコキュートは屋外の空気の熱とわずかな電気で高効率なヒートポンプを使用してお湯を作ります。
また、経済的な面にも違いがあり、同じ夜間電力を使用しても、消費電力が少ないエコキュートは高効率なヒートポンプと割安な夜間電力を組み合わせることにより、電気温水器の約30%の電気代に抑えることができます。
- A3.お湯を沸かすしくみに大きな違いがあり、電気温水器は貯湯タンクの中に設置されたヒーターでお湯を作り、エコキュートは屋外の空気の熱とわずかな電気で高効率なヒートポンプを使用してお湯を作ります。
-
Q4.夜間にエコキュートに貯めたお湯を使い切っちゃった!
また夜まで待たなきゃ使えないの?- A4.お湯切れしてしまった場合は、昼間でも沸かすことができるので安心です。
また、お湯切れする前に自動的に感知し、昼間でも自動的に沸かしてくれる、自動沸き増しモード、常にお湯を貯湯タンク一杯にしておくことができる満タンモードもあるので、大量にお湯を使っても問題ありません。(ただし、この場合の光熱費は割増しになります。)
- A4.お湯切れしてしまった場合は、昼間でも沸かすことができるので安心です。
-
Q5.停電時や災害時も使用できるの?
- A5.お湯を前日に貯めておくシステムになっているので、停電してもお湯の残量があるしばらくの間は、シャワーや蛇口からの使用が可能になります。
また、災害時には水道やガスよりも、かなり早い日数で電気の復旧が行われます。
- A5.お湯を前日に貯めておくシステムになっているので、停電してもお湯の残量があるしばらくの間は、シャワーや蛇口からの使用が可能になります。