リモートワーク中の電気代を抑えたいアナタへ!家電別節電テクニックを一挙紹介

節電・省エネ

新型コロナウイルスが感染拡大し、政府より外出自粛が呼びかけられ始めた2020年3月以降、多くの企業はオフィスではなく在宅で仕事を行う「リモートワーク(テレワーク)」を導入するようになりました。
実際にリモートワークを実践している人々からは「通勤時のストレスが無くなった」「自分の時間を有意義に使えるようになった」などのメリットを挙げる声も多い一方で、「家にいる時間が増えた分、電気代もかさむようになった…」というデメリットに悩まされる声がしばしば挙がっているのも事実です。

ただでさえコロナが中々収束せず気持ちも落ち着かない毎日だと思いますが、せめてリモートワークにおけるストレスや心配事は減らせるよう、今回は「リモートワーク中に使いがちな家電別の電気代削減テクニック」を皆様にシェアしていきたいと思います。

パソコン

資料作成、メールのやりとり、ズーム会議など、パソコン(以下、PC)は多くの職種にとって基本的な業務をこなすためには必要不可欠な存在です。
そのためリモートワークにおいても必須アイテムであるPCですが、例えばオフィスで勤務している時と同じだけ自宅でPCを利用すれば、その分当然電気代も発生します。

具体的には、1日8時間勤務を週5日で1ヶ月続けたとすると、デスクトップPCの場合は
192~400円程度、ラップトップPC(ノートPC)の場合は64~320円程度の電気代が発生
すると言われております。
このように、デスクトップもラップトップもそこまで高額な電気代が発生するというわけではありませんが、リモートワークが今後も続くことを考えると、少しでも電気代は抑えて
おきたいものですよね。

パソコンにおける電力を少しでも節電するための基本的な方向は、次のようになります。

・ディスプレイの明るさは100%にせず、40~50%程度に設定しておく
・パソコン内部に熱がこもり消費電力が増えるのを防ぐべく、通気口やプラグ差込口はこまめに掃除する
・シャットダウン時は大きな消費電力がかかるため、しばらく使わない場合はスリープ状態にしておく

どれもシンプルな方法ですが、継続的に行えば月々30%程度の節電効果が見込めるため、
「どの方法もやったことがない」という方は是非試してみて下さい。

テレビ

リモートワーク中、BGM代わりにテレビを点けっぱなしにしておく人は意外と多くいると言われています。
しかし長時間点けたままにしておけば、その分だけ電気代も上がってしまうというもの。

また、テレビには使用時に発生する「定格消費電力」の他に、テレビは消えているものの主電源が完全に
オフになっていない時に発生する「待機時消費電力」というものがあります。
そのため1日のテレビにかかる電気代を知りたいと持ったら、この2つを合わせた数字を調べる必要があります。

ちなみに定格消費電力が80Wのテレビを1時間点けていた場合にかかる電気代は、約2.2円だということが分かっています。
そのため、もし勤務中に8時間、勤務時間外に5時間テレビを点けていた場合は、トータルで1日約28.6円の電気代が発生することになります。

「意外とPCほどの電気代はかからないんだ」と思われるかもしれませんが、この金額はテレビのワット数によっても異なりますし、そこまで高くはないとはいえ、節電できる方法があるならばその方法を試すに越したことはないでしょう。
テレビにおける電力を少しでも節電するための基本的な方向は、次のようになります。

・電源を切る時はしっかり主電源をオフにする
・テレビ画面の明るさ設定を上げ過ぎない
・埃が付着して画面が暗く見えるのを防ぐため、こまめに掃除する

そして、上記に挙げた節電方法とは少し違いますが、10~20年前のテレビと近年市場に出ているテレビとでは省エネ性能に大きな差があるため、もし「古いテレビをずっと使っている」という場合は、思い切って買い替えを視野に入れてみてはいかがでしょうか。

照明

家を空けている間は基本的にオフにしておくことの多い照明ですが、やはりリモートワークでずっと自宅にいるとなると、ついつい照明も1日中点けっぱなしにしてしまう人が多いのではないでしょうか。

実は、照明を1日中点けた場合の電気代は使っている電球によって大きく異なり、なんと白熱灯に比べて
LED電球を使用している場合の方が、年間で約5,000円近くお得になるということが分かっています。
そのためもし照明にかかる電気代を下げたいと思ったら、まずは今お使いの電球を確認し、もし白熱灯を使用していた場合はLED電球に交換するというのが一番の近道かもしれません。
白熱灯が300円程度で購入できるのに対し、LED電球は4,000円近くかかるため、その点で交換を躊躇してしまう方もいるかもしれませんが、LED電球の寿命は約15~20年と長いため、数カ月しか使えない白熱灯よりも結果的にはランニングコストも削減できるはずです。

照明に関するその他の節電対策は、次のようになります。

・日中は照明を点けず、窓から差し込む自然光だけで過ごす
・リモートワークをする部屋以外の照明は全て消しておく
・埃が積もり過ぎると電球の劣化が早まるため、こまめに掃除する

ここまで3種類の家電について見てきた中で、「こまめに掃除する」というのはどの製品においても共通して必要なのだということが分かったところで、あと2種類の家電もご紹介していきます。

エアコン

たとえリモートワークをしていてもしていなくても、あらゆる家電における電気代の中で最も気にしがちなのが、エアコンの電気代ではないでしょうか。
そのため普段から「運転モードを『弱』にする」「使わない時はこまめに消す」などの対策を取られている方も多いかもしれませんが、実はこれらの方法は、節電にはあまり効果的ではないということが分かっています。

エアコンは、外気温と設定温度の差が大きければ大きいほど電力を消費するため、いきなり『弱』にするよりも、まずは自動的に丁度良い温度に調整できる『自動運転モード』の方が、結果的には電気代の節約に繋がります。

また、エアコンは稼働中よりも稼働開始時に大きな電力を消費するため、あまりこまめに消し過ぎてしまうと、かえって電気代が高くなる可能性があります。
そのため、「リモートワークの途中に休憩がてらコンビニに行く」などのちょっとした外出であれば、エアコンはわざわざ消さずに点けたまま出かけた方が良いかもしれません。

その他のエアコンの節電方法に関しては、過去に掲載した別の節電対策コラムでもいくつかご紹介していますので、気になる方は是非そちらもチェックしてみてください。

この機会に電力プランの見直しを行うのも吉

リモートワークで自宅にいる時間が増えたのであれば、浮いた通勤時間などを利用して
加入中の電力プランなどについて今一度見直してみてはいかがでしょうか。
リモートと一口に言っても、一人暮らししているマンションで仕事をする人もいれば、家族と暮らす持ち家で仕事をする人もいたりとその状況は様々です。
そして状況が異なればそれぞれに合った電力プランも異なるため、
「現在加入している電力プランは本当にお得なのかな?」
「リモートワークで家にいる時間が増えたから、電力を使えば使うほど特典が貰えるプランに変えようかな」
などといったように、変わりゆく生活様式に合わせて電力プランを変更するのも良いかもしれませんよ。

まとめ

今回はリモートワーク中の節電対策についてご紹介してきましたが、「これならすぐに実践できる!」と思えるものはありましたでしょうか?
リモートワークをはじめとした新型コロナ感染拡大の影響による環境の変化にはどうしても戸惑ってしまいますが、せっかくなら新しい日常を快適かつお得に過ごすための
工夫を凝らしつつ、楽しめる部分は楽しんでみるのが得策かもしれませんね。

当社はこれからも、今の日常に少しでも彩りと発見を添えられるような情報の発信を心掛けていきたいと思います。

節電・省エネ
読者登録・解除フォーム
読者登録をすると、更新情報をメールで受け取ることができます。


 

登録ボタンを押すと確認メールが届きますので、メールのご確認をお願いいたします。
お問い合わせ
太陽光発電・蓄電池等のご購入に興味のある方はこちらからお問い合わせください。
太陽光発電のお問い合わせ
蓄電池のお問い合わせ
太陽光発電最安値発掘隊
タイトルとURLをコピーしました