今は「宿泊もサステナブルに」がトレンド!環境に配慮した世界のエコホテル8選

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先日、スイス西部・サイヨン村にあるガソリンスタンドのすぐ近くに、壁も天井もないホテル「Null stern hotel(ゼロスターホテル)」が2か月間の期間限定でオープンし、話題となりました。

「眠れないホテル」とも呼ばれるこのホテルは、「眠るためではなく、世界情勢について考えるためのホテル」というコンセプトのもと、スイスの芸術家兄弟によって作られました。
この兄弟は、宿泊客には半分眠りに落ちた状態で、気候変動や戦争といった人類共通の問題について考えて欲しいと述べています。

なお、スイス国内のブドウ畑や、自然豊かな丘の中腹にも同様のコンセプトを持ったホテルが設置されています。
料金は飲み物・朝食付きで1人1泊325スイスフラン(日本円で約4万5,000円)となっており少々高めですが、現在はすでに期間中すべての日程が埋まっており、6,500人がキャンセル待ちの状態となっているそうです。

ここまで思い切ったコンセプトのホテルは他には中々ありませんが、近年では世界中で環境に配慮したエコホテルが増えています。
今回は、その中から厳選した8カ所のホテルについて紹介していきます。

パークロイヤル・コレクション・ピッカリング(シンガポール)

シンガポールの都心部に位置する「パークロイヤル・コレクション・ピッカリング」は、環境に配慮したデザインを多く手掛けるシンガポール発の設計事務所WOHAによって設計された、アーバンリゾートホテルです。
約50種類の植物が植えられた高層庭園、ロビーからレストランまで流れる小川のような水路など、都心にいながら至る所で自然を感じられるデザインが施されています。

ホテルを覆う植物は視覚的に美しいだけでなく、周辺の気温を下げる役割も担っています。
まさに、赤道直下の熱帯都市ならではのアイデアだと言えるでしょう。

他にも、ソーラーパネルを利用した自家発電、雨水や再生水の利用などの取り組みを行っています。
これらの功績が評価され、ワールド・トラベル・アワード2019では「ワールド・リーディング・グリーン・シティ・ホテル」の称号を獲得しています。

参考:PARKROYAL COLLECTION Pickering, Singapore

シックス・センシズ・ヤオノイ(タイ)

出典:agoda

「シックス・センシズ・ヤオノイ」は、タイのヤオノイ島に位置するリゾートホテルです。

熱帯植物に囲まれたヴィラからは、1974年のスパイアクション映画「007 黄金銃を持つ男」に登場した奇岩群を眺めることができます。

ラグジュアリーな体験ができることで人気のホテルですが、マングローブやサイチョウの保護、学校や病院への綺麗な飲料水の提供など、SDGsに積極的に取り組んでいることでも知られています。
また、ホテルの建設には地元の建築手法を採用する、ホテルのレストランでは地元で採れた有機野菜を提供するなど、地域貢献にも取り組んでいます。

参考:Six Senses Yao Noi

3. ファイブレメンツ・プリ・アヒムサ・ホテル(インドネシア)

インドネシア・バリ島に位置する「ファイブレメンツ・プリ・アヒムサ・ホテル」は、「人、自然、神との調和」をテーマに設立されたウェルネスリゾートです。
宿泊客は、緑に囲まれた空間でヨガやワークアウトに取り組むことで、心身を癒すことができます。

現地の環境専門家と話し合い、天然素材を取り入れて建設されたホテルは、環境への影響実質ゼロを実現しています。
施設内の照明にはLEDを採用し、天井にはシカモアカエデのファンを設置することで、95%以上の電力削減も達成しています。

さらに、ホテルに併設されたレストランでは100%ベジタリアンな食事だけを提供しており、食材も徹底的にオーガニックなものにこだわっています。
また、地域コミュニティとも積極につながり、市の廃棄管理プロジェクトも取りまとめています。

参考:Fivelements Retreat Bali

4. ランガム・プレイス・モンコック・ホテル(香港)

高層ビルが立ち並ぶ香港に位置する「ランガム・プレイス・モンコック・ホテル」は、さまざまな環境アクションに取り組む、「エコツーリズムのパイオニア」的な存在のホテルです。 生ごみの堆肥化や電気自動車の充電ステーションの提供などに取り組むほか、恵まれないコミュニティへの余剰食材の寄付なども行っています。

また、ホテルで提供する食事には、敷地内で栽培したオーガニック野菜を使用。
料理中に出た生ごみは加工して魚の餌に、料理に使用した油はバイオディーゼル燃料として、ホテル用の配達車に再利用しています。
さらに、電力や水力の使用量も最大限削減するよう、ホテル全体で厳しい対策が実施されています。

参考:Hong Kong Hotel | Official Site Langham Place Mongkok

ビサテ・ロッジ(ルワンダ)

出典:teestyle

「ビサテ・ロッジ」は、南アフリカのルワンダにあり、ユネスコの世界遺産にも登録されている火山国立公園内に位置するロッジです。
火山円錐丘に並ぶ6つのとんがり頭のドーム型ヴィラには、ルワンダの自然を生かした天然素材が使用されています。
ロッジのテラスからは、雄大な山々を一望することができます。

ビサテ・ロッジを運営する団体「ウィルダネス・サファリ」は、森林再生プロジェクトをはじめとしたさまざまな環境保護活動に取り組んでいます。
特にマウンテン・ゴリラ保護活動の成果は大きく、現在ロッジ周辺の森林では約900頭のマウンテン・ゴリラが生息しています。

これらの功績が称えられ、ビサテ・ロッジはデザイン面、環境面の両方において数多の賞を受賞しています。

参考:Bisate Lodge

カペラ・ロッジ(オーストラリア)

出典:Capella Lodge

「カペラ・ロッジ」は、オーストラリアのロード・ハウ島に位置するロッジです。
緑豊かな熱帯雨林やサンゴ礁に囲まれ、数百種の希少種や固有種が生息するロード・ハウ島は、ユネスコの世界遺産にも登録されています。

島の雄大な自然美と独自の生態系を守るべく厳しい設計のもと作られたカペラ・ロッジは、わずか9室のスイートルームのみを有する、プライベートなラグジュアリーロッジとなっています。
徹底的に自然との調和を重んじており、施設内の電力は、島内に設置された大規模な太陽光発電システムによる自家発電で賄っています。
なお、発電時に出た余剰電力は、島全体の電力網に還元しています。

また、カペラ・ロッジの宿泊客はロード・ハウ島の保全ボランティアプログラムを通じて、ビーチのゴミ集めや島の生態学研究などに参加することができます。

参考:Capella Lodge

7.サイロ・ステイ(ニュージーランド)

出典:SiloStay

ニュージーランドの南島に位置する「サイロ・ステイ」は、元々動物の飼料などを蓄えるためのものだった9つのサイロ(格納庫)を、簡易キッチン、バスルーム、バルコニー付きのゲストハウスに改造したユニークな宿です。

サイロ・ステイは、環境に配慮したシステムを用いて設計・建設されており、室内照明にはLED、断熱にはニュージーランドならではの羊毛が採用されています。
また廃水システムにも、エネルギー消費を最小限に抑えた設計が施されています。

これらの革新的かつサステナブルなデザイン性が評価され、サイロ・ステイはニュージーランド国内のデザインアワードをはじめとした、さまざまな賞を受賞しています。

参考:SiloStay

8.アークティック・ブルー・リゾート(フィンランド)

F119によるPixabayからの画像

「アークティック・ブルー・リゾート」は、2022年中にフィンランドのヨエンスー市でオープンする予定のリゾートホテルです。
多くの森と湖に囲まれているヨエンスー市周辺は、「レイクランド」の愛称で親しまれています。
そんな自然豊かな場所にオープンするアークティック・ブルー・リゾートは、「最大限サステナブルに」をコンセプトに掲げています。

このホテルの特徴は、「宿泊客が滞在中に排出したCO2量によって、宿泊費を変える」としている点です。
ゲストは、滞在中に水や電気の使用量を節約したり、よりサステナブルなアクティビティや食事を選択したりするほど、宿泊費を抑えることができる仕組みとなっています。

この他にも、ホテルには天然素材を使用、エリア内の移動手段は電気自動車、再生可能エネルギーを利用した独自の水処理システムを設置するなど、まさに最大限サステナブルに配慮したホテルになりそうです。

参考:世界初!フィンランドにできるサステナブルを極めたホテル「Arctic Blue Resort」

まとめ

今回は、世界のエコホテルを8カ所ご紹介しました。
どのホテルも環境に優しいのはもちろん、滞在先として非常に魅力あふれる場所ばかりでしたね。
気になる場所があった場合は、コロナがもう少し落ち着いた際の海外旅行先として、是非とも候補に入れてみてはいかがでしょうか。

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