今こそ観たい!AIが登場するSF映画7選

カルチャー&ライフ

前回のコラムで紹介したスマートスピーカーや、Apple製品に搭載されている「Siri」をはじめとした音声アシスタント機能など、私たちの身の回りにはすっかりAIが当たり前の存在として浸透するようになりました。
それでもまだまだAIの進化は留まるところを知らず、いずれはAIが人間の知能を越える「シンギュラリティ」という現象が起こるとも予想されています。

AIはこのまま人にとって良き「パートナー」となるのか、それとも人類の存続を脅かす「敵」となるのか。
まだまだ未知なる部分の多いAIという存在について今一度考えるべく、今回はAIがテーマとなっている、もしくはAIが登場するSF映画を7作品に厳選して紹介していきます。

2001年宇宙の旅

「2001年宇宙の旅」は、まさに「SF映画の金字塔」とも言える名作映画です。
SF作家のアーサー・C・クラークと映画監督のスタンリー・キューブリックが共に脚本を手掛けた本作は、1968年に公開されました。

謎の物体「モノリス」に遭遇したことで、400万年の間に知恵の無い猿人から惑星間移動を実現できるまでに進化を遂げた人類は、モノリスの謎を解明すべく史上初の有人木星探査に乗り出します。
木星へ旅立つ宇宙船にはボーマン船長とプール隊員、そして人工冬眠中の3人の科学者の他に、人工知能を搭載したコンピューター「HAL9000」が同乗していました。
HAL9000は史上最高の人工知能として木星までの飛行を順調にサポートしていましたが、次第にHAL9000は静かな暴走を始めます。

今でこそAIは多くのSF映画で取り上げられる題材となっていますが、本作が公開された1960年代は人工知能の存在がここまで詳細に描かれている作品は無かったため、当時鑑賞した人々は非常に大きな衝撃を受けたと言われています。

ブレードランナー

「ブレードランナー」は、SF作家フィリップ・K・ディックが手掛けた小説「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」を基に製作され、1982年に公開された映画です。

物語の舞台は2019年のロサンゼルス。
大企業タイレル社が開発した「レプリカント」と呼ばれる人造人間は高い知性を持って生まれたにも関わらず、宇宙開拓の前線に立たされ奴隷や戦闘などといった過酷な労働を強いられていました。
しかし次第に自我を持ち始めたレプリカント達は人類に反旗を翻し、持ち主を殺害し脱走して人間社会に紛れ込もうと画策します。
そんなレプリカント達を捕まえて処分する「ブレードランナー」である主人公のデッカードは、捜査を進める中で出会ったレプリカントのレイチェルに惹かれていきます。

サイバーパンクカルチャーの始まりとも言える独特な映像世界、そしてレプリカント達の緻密な感情描写は、公開から40年近く経過しても全く色褪せることなく、今なお多くのファンを獲得し続けています。

ブレードランナー2049

「ブレードランナー2049」は、前作「ブレードランナー」から30年が経過した2049年のロサンゼルスを舞台に、なおも続く人類とレプリカントの戦いを描いた作品です。

レプリカントでありながらデッカードと同じくブレードランナーでもある主人公・Kは、レプリカントを開発する大企業ウォレス社の陰謀を追ううちに、「人間とレプリカントの境界線とは何か」「自らのアイデンティティとは何か」という問いと対峙することになります。

人間とほとんど同じ知能や外見、そして生殖機能を持った人造人間はまだ存在していませんが、いずれ開発されれば、「ブレードランナー/ブレードランナー2049」のような世界は決してフィクションでは無くなるのかもしれませんね。

A.I.

「A.I.」は2001年に公開された、「AIと人間との家族愛」がテーマとなっている映画です。

物語の舞台は、人間よりも多くのロボットが活躍する近未来世界。
ロボット製作会社で働くヘンリーは、息子が不治の病によって眠り続けていることを嘆く妻のモニカを見かね、ロボット開発者から感情を持つ少年型ロボット・デイビッドを引き取ります。
しかし本当の親子のような絆で結ばれはじめたのも束の間、モニカ達の実の息子が奇跡的に不治の病から回復したことをきっかけに、デイビッドは森へ捨てられてしまいます。
それでも母への永遠の愛情をプログラミングされたデイビッドは、再び母に愛されるための長い旅に出ます。

時に移ろいやすく身勝手な人の感情と、プログラミングされているがゆえに決して揺るぐことのないAIの愛情。
本作は、観る者に「心とは何か」「愛するとは何か」という本質的な問いについて考えるきっかけを与えてくれます。

アイ・ロボット

「アイ・ロボット」は、SF界の巨匠とも呼ばれるアイザック・アシモフが提唱した「ロボット工学三原則」を基に製作され、2004年に公開された映画です。

家庭向けロボットがすっかり普及した2035年のシカゴでは、人類とロボットは平和に共存しているように見えていました。
しかしある日、ロボット工学の権威である博士が不可解な死を遂げ、博士が開発したロボットの一体である「サニー」に殺人の容疑がかけられます。

「ロボットは人間に危害を加えてはならない」
「ロボットは人間に与えられた命令に服従しなければならない」
「他2つの原則に反することがない限り、ロボットは自己を守らなければならない」


これらの三原則に潜む矛盾や隙への疑問が、本作では徹底的に描かれています。

her 世界でひとつの彼女

「her 世界でひとつの彼女」は、2014年に公開された映画です。

妻と別れ、ロサンゼルスで1人孤独な毎日を送る代筆ライターのセオドアは、ある日AI型音声システムの「サマンサ」を入手します。
ユーモアとセクシーさを兼ね備えたサマンサは、人間と同じかそれ以上に魅力に溢れており、音声だけの存在と知りつつもセオドアは次第に彼女に惹かれていきます。

先に紹介した「A.I.」では「AIと人間との家族愛」がテーマとなっているのに対し、本作では「AIと人間の恋愛」が主軸として扱われています。
AIに対し恋する気持ちが芽生えた時、果たしてそれは本物の感情かそれとも幻想なのか。
本作では、そんなシンプルでありながらも難解な問いを投げかけています。

エクス・マキナ

「エクス・マキナ」は、2015年に公開された映画です。
タイトルはラテン語で本来「機械仕掛けの」という意味を持っていますが、本作では「機械仕掛けの神」の意味を持つ「デウス・エクス・マキナ」という言葉が下敷きとなっています。

大手IT企業のブルーブック社で働くケイレブは、抽選で社長であるネイサンの自宅に訪問する権利を獲得します。
広大な山岳地帯の奥にある社長邸宅を訪れたケイレブは社長直々にもてなしを受けた後、実はこの場所は住居ではなく研究施設であること、そしてここで行われているAIに関する極秘実験に参加して欲しいことを告げられます。
実験内容は「ロボットの姿をした相手にも人間性を感じられるのか」といったもので、ケイレブは女性型AI搭載ロボットの「エヴァ」に引き合わされ、次第に美しい彼女と恋に落ちていく中で、この実験に隠された本当の目的を知ることになります。

エヴァのロボットとも人間ともつかない不完全な姿は美しい反面、観る者にどこか不安な気持ちを抱かせます。
そんな本作では、「感情を持つAIを生み出すことは、神の領域を侵すことになるのではないか」という問いを描いています。

まとめ

今回はAIがテーマとなっている、またはAIが登場するSF映画を7作品紹介していきました。
一度は感染縮小に思われた新型コロナウイルスが冬になり再び猛威を振るい、中々思うように外出ができない日々が続いていますが、こんな時こそ今まで観てこなかった映画に触れてみるのはいかがでしょうか?
もしかしたら、今までに感じたことのない映画体験が待っているかもしれませんよ!

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