渓谷、湖、滝、ビーチetc…アジアの絶景スポット10選を大紹介!

カルチャー&ライフ

前回、日本の絶景スポットを紹介するコラムをアップしたところ、
「ぜひ他の国の絶景スポットも知りたい!」
といったリクエストをいくつかいただきました。
とはいえ「世界の絶景スポット!」として紹介するには10選では足りないため、今回は「アジア」に絞って絶景スポットを紹介していきたいと思います。

アジア各国のエキゾチックな美しい自然の風景は、日本の風景とはまた違った魅力で溢れています。
それでは、一緒にチェックしていきましょう。

九塞溝(中国)

広大な大地に手つかずの自然を数多く有する中国ですが、中でも四川省の奥地に存在する九塞溝(きゅうさいこう)は、中国屈指の大峡谷として知られています。
1970年代に森林伐採を行っていた労働者が発見するまでは人類が踏み入ることのなかった、まさに「神秘の秘境」と言えるスポットです。

原生林が生い茂る峡谷には100か所以上もの湖沼または瀑布が点在しており、そのすべてに澄んだ水が流れています。
辺り一帯の山脈から流れ込んできた真っ白な石灰(炭酸カルシウム)が混ざり込んだその水は、太陽の光を反射して独特の青みを放っており、「青い水」として九塞溝を象徴する存在となっています。

高美湿地(台湾)

台湾は台中市にある高美湿地は、日本においてもトラベルツアーに組み込まれることの多い人気スポットとなっています。
干潮、日没、天候などの条件が合うと、空の色味を鏡のように映し出す光景が見られることから、「台湾(またはアジア)のウユニ塩湖」とも称されています。
風車が立ち並ぶ中夕暮れを映し出す湖面は、まるで異世界のような幻想的な美しさを放っています。

また高美湿地は一帯が野生動物保護区となっており、鳥類、魚類、貝類、蟹類を全て合わせて約150種前後の野生生物が生息しています。
中でも鳥類は約100~130種と多く生息しているため、バードウォッチングスポットとしても人気を博しています。

バードゥ島(モルディブ)

1200の島々がサンゴ礁の環に囲まれた形で成っているモルディブは、世界中から多くの人々がバカンスに訪れるリゾート地として有名です。
そのためどの島も美しい景観を有していますが、バードゥ島はリゾート開発の対象外となっているため、とりわけ多くの手つかずの自然が美しい状態で保たれています。

そしてバードゥ島でしか見られない自然が生み出す景色と言えば、夜間に波打ち際が青白く発光する「星の海」と呼ばれる現象です。
まるで海の中に星空があるような不思議な光景ですが、その光の正体はなんと発光性のプランクトンだそうです。
ずっと見ていると吸い込まれてしまいそうな魅力がありますが、中には人体に害を及ぼすプランクトンも含まれている可能性があるため、もし今後バードゥ島に行く際はツアースタッフの指示に従い、海の中には入らず鑑賞するに留めておくようにしましょう。

イジェン火山(インドネシア)

イジェン火山は、「火山大国」とも称されるインドネシアのジャワ島に位置する活火山です。
イジェン火山の亀裂からは硫黄ガスが高圧で噴出しているのですが、その際空気に触れた硫黄ガスが発光します。
その結果、夜になると黒い岩肌を青白い炎が流れ落ちていくような、少し禍々しさすら感じる幻想的な景観を生み出しています。

この自然が織りなす不思議な現象は、2014年にナショナルジオグラフィック誌に大々的に取り上げられ、それ以降イジェン山には観光客が急増したそうです。
とはいえ、イジェン山は気軽に観光に赴くには非常に危険度の高い場所となっているため、もしいつか行くことになった場合は、必ず個人では行かずツアーに申し込むようにしましょう。

ハロン湾(ベトナム)

ベトナム北東部に位置するハロン湾は、大小合わせて3000にも上る奇岩および島々を有するベトナム屈指の景勝地です。
「ハロン」には「竜が降りてくる海」という意味があり、その名の通りハロン湾は竜に守られた地だという言い伝えがあります。
熱帯雨林やエメラルドグリーンの海水などの豊かな自然を有しており、1994年には世界遺産に登録されています。

景色の美しさはもちろん、1つ1つが異なるユニークな形をした奇岩群は、観光に訪れた人々を楽しませてくれること間違いなしです。
ちなみにハロン湾はその独特な地形から、数世紀前には海賊の隠れ家として重宝されていたこともあったそうですよ。

キャメロンハイランド(マレーシア)

イギリス統治時代の国土調査官、ウィリアム・キャメロンによって開発されたキャメロンハイランドは、マレーシアの首都クアラルンプールから北に約150㎞離れたパパン州にある高原リゾートです。
標高が1500メートル以上あり、熱帯に位置するマレーシアの中では過ごしやすい気候をしているため、日本では「マレーシアの軽井沢」と称され人気を博しています。
その豊かな丘陵地は避暑地としてだけではなく、イギリス統治時代から続くマレーシア最大の紅茶生産地としても活用されています。

ちなみにキャメロンハイランドには昔から多くのセレブや実業家が訪れており、1967年に当時「タイのシルク王」として名を馳せていたジム・トンプソンが失踪した場所としても有名です。
作家・松本清張はこの事件から着想を得て「熱い絹」という推理小説を書いているため、サスペンスやミステリーが好きな人はいつか訪れてみてはいかがでしょうか。

コルディリェーラの棚田群(フィリピン)

コルディリェーラの棚田群は、フィリピン・ルソン島北部の中央山岳地帯にある棚田群です。
コルディリェーラ山脈の急斜面沿いに築かれた棚田群は、「天国への階段」と称されるほどの壮大で美しい景観を誇っています。 その総面積は約2万ヘクタールあることが分かっており、これは世界でも最大規模となっています。

この地では2000年以上前から、イフガオ族という山岳民族が人力のみで稲作を行っていました。
そうして自然と人々が共存することで受け継がれてきた棚田群は、1995年には世界遺産に登録されています。
2001年頃には後継者不足や近代化の影響により一時危機遺産リストに登録されましたが、その後日本を含む国内外の支援団体のサポートにより、2012年には危機遺産から除外されています。

大浦柱状節理帯(韓国)

大浦柱状節理帯(テポチュサンチョルリデ)は、韓国随一のリゾート地として知られる済州島の南に位置する中文(チュンムン)というエリアにあります。

「柱状節理」とは、溶岩が海中に流れ込んだ際に急激に冷却され、その結果柱状の奇岩となる現象のことです。
大浦柱状節理帯はこの柱状節理によって生まれた奇岩が無数に連なって形成されており、そのスケールは韓国最大規模として有名です。
自然が生み出したその美しくもユニークな幾何学模様は、国の天然記念物としても指定されています。

カラクリ湖(新疆ウイグル自治区)

カラクリ湖は、新疆ウイグル自治区西部に位置する小さな町、カシュガルから更に西へと進んだパミール高原にある淡水湖です。
標高約3,600kmの場所に位置し、周辺一帯の山の氷河が溶けてできたと言われるカラクリ湖は、万年透明度の高い雪解け水で満たされており、静かに澄んだ美しさをたたえています。

人気のある観光スポットではありますが、いかんせん標高が高い場所にあるため、
もし行く機会があった場合は高山病に十分注意するようにしましょう。

エベレスト(ネパール・中国)

最後に紹介するのはネパールと中国・チベットの国境上に位置する、言わずと知れた世界最高峰の山、エベレストです。
エベレストと聞くと、世界中の登山家が登頂に挑んでは苦戦を強いられる「険しい山」という印象がありますが、だからといって「登山経験が無ければエベレストには行けない」というわけではありません。
実はエベレスト周辺には「エベレスト街道」と呼ばれるいくつかの村が点在するトレイルがあり、登山経験のない人でもそこに滞在しながらヒマラヤ山脈を眺めることができます。
山頂に雪化粧を纏ったヒマラヤの山々の壮大な姿は、見た者の心に大自然への畏敬の念を抱かせてくれることでしょう。

まとめ

今回はアジア各国の絶景スポットに焦点を当てて紹介してきましたが、少しでも非日常気分を味わっていただけたでしょうか?
これらの自然を守り、いつか直接足を運ぶためにも、今はしっかり感染症対策をしつつ身近なことから省エネ活動に取り組んでいけたら良いですね。

また違う国々の絶景スポットについても紹介していくので、ぜひ楽しみにしていてくださいね。

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