アプリで環境問題の解決に貢献!オススメの環境アクションアプリ5選

環境問題

今や環境問題は世界規模の課題となっており、解決のためには一人一人が日頃から環境に配慮した行動を心がけることが大切です。
とはいえ、大々的な環境保護活動を行っている著名なアーティストや俳優の姿をメディア越しに見ると、「自分はここまでできないなあ…」と気後れしてしまいますよね。
そうでなくても、「環境問題には関心があるし何か取り組みたいとは思うけど、一体何をどこから着手するべきか分からない…」という人は少なくありません。

そんな中、近年では誰もが気軽に環境問題の解決に貢献できる「環境アクションアプリ」が続々と登場しています。
今回は、その中でも特にオススメな5つのアプリを紹介していきたいと思います。

weMORI

weMORI(ウィモリ)は、「急激に減少し続ける世界の森を、誰もが簡単に保護&再生(=守る&育む)できること」を目標に掲げ、2020年にリリースされたアプリです。

このアプリは、同名の非営利団体である「weMORI」が開発しています。
自然環境の「劣化スピード」が「再生スピード」を遥かに上回っている昨今、「このままでは文明や幸福も維持できない」という危機感から、「再生スピード」が「劣化スピード」を上回る「再生社会」の実現を目指し、日々活動を行っています。

アプリのweMORIが持つ機能はいたってシンプルで、現在世界中で求められている森林保護や森林再生への寄付が指先だけで完結するシステムとなっています。
またweMORIでは寄付によって再生した森林面積、その森林に生息する野生動物や植物、そして削減できたCO2総量などの情報が可視化されるため、スマホ越しに簡単に確認することができます。

この手軽さから、weMORIはリリースから早くも世界中のコミュニティを動員し、具体的な森林保全活動への貢献を行っています。

参考URL:weMori公式サイト

PIRIKA

PIRIKA(ピリカ)は2011年に日本で開発され、今や108ヶ国で利用されている世界最大級のごみ拾いアプリです。
2022年2月現在の時点で、ピリカを通して拾われたごみの総数はなんと2億個以上!

PIRIKAは単にごみ拾いを推奨するのではなく、「交流をしながら楽しくごみ拾いを行うこと」をサポートするSNSアプリとなっています。
主な使い方は「落ちているごみを拾う」「そのごみを撮影する」「投稿する」の3つで、その日に世界各地で拾われたごみの数などは、アプリ画面からすぐにチェックすることができます。

ごみ拾いの様子をSNSという形で可視化することで、拾った人は他のユーザーから「ありがとう」などの言葉をもらえたり、地域のボランティアイベントなどに参加するきっかけ作りを行うことができます。
またプロフィール画面では、もらった「ありがとう」の総数や、これまで拾ったごみの総数をチェックすることができます。
このようにピリカを利用すれば、ユーザー達とのコミュニケーションを通じて楽しみながら社会貢献に参加することができます。

ちなみに「ピリカ」という言葉にはアイヌ語で「美しい」「きれい」「豊か」といった意味があり、「美しく豊かな自然を取り戻そう」という意味が込められています。
「地域貢献活動に興味はあるけど、なかなか参加に踏み込めない…」という方には、特にオススメのアプリです。

参考URL:PIRIKA公式サイト

eevie

eevie(イーヴィー)は、「環境に良い影響を与える20の習慣」の中から取り組みたいものを選ぶことで、様々な機能によってその取り組みの達成をサポートし、CO2の排出量削減を目指すアプリです。
このアプリでは、はじめに自分の出すCO2排出量を計測し、削減目標を設定します。
そしてエコな習慣を継続し、毎日記録していくことで、手軽な感覚で環境アクションを起こすことができます。

用意された20の習慣は、決して実現が難しいものではなく、むしろ「旬のものを食べる」「マイバッグやマイボトルを持参する」「水の出しっぱなしや電気の消し忘れに気をつける」など、どれも身近で簡単なものばかりです。
そして各習慣の項目ページには、同じ習慣に取り組んでいるeevieユーザーの人数、習慣を継続するためのコツ、その習慣が環境に良い理由などの情報が掲載されています。

また、「習慣化をサポートする」というリマインダーを設定すると、「明日も忘れずマイボトルを持参しましょう!」「歯磨き中の水の出しっぱなしには気を付けましょう!」などのメッセージが送られてきます。
これらのメッセージは、普段の何気ない行動について改めて見直すきっかけとなってくれることでしょう。

このようにeevieは、より多くの人が無理なく気軽に「エコフレンドリーな生活」を送れるように設計されたアプリとなっています。
2022年2月現在の時点では英語版のみのリリースとなっていますが、今後日本でも多くの人がエコな習慣を気軽に取り入れられるよう、なるべく早く日本語版がリリースされることを期待したいですね。

参考URL:サステナビリティを“毎日の習慣”にできるアプリ「eevie」

COOL CHOICE

COOL CHOICE(クールチョイス)は、環境省が地球温暖化に関する情報を発信するために立ち上げたアプリです。
このアプリでは「ユーザーが地球温暖化について意識するきっかけ作りを行うこと」が目標に掲げられており、思い立った時にいつでも地球温暖化の最新情報や自分にぴったりな地球温暖化対策を知ることができます。

アプリを開くと、まず「ナビゲーター」を務めるキャラクターが画面に現れます。
ナビゲーターの案内に沿って「年代」「直近のライフイベント(入学・就職・結婚・引っ越しなど)」といった質問に答えていくと、ユーザーのライフスタイルに応じた「オススメの地球温暖化対策プラン」が提案されます。

他にも、COOL CHOICEには以下の様々な機能が備わっています。

・ライブラリ
地球温暖化に関する様々な情報が、「地球温暖化の今と未来」「社会の取組み・つながり」「身近な取り組み」の3つのテーマに分けて紹介されています。
温暖化問題に関する辞書として活用することができます。

・VR
「このまま地球温暖化が進むと、将来私たちの身近な生活はどうなってしまうのか」について紹介する、360°の迫力あるバーチャルリアリティー動画を観ることができます。

・OUR VOICE
COOL CHOICEに賛同している各分野の専門家やタレントによる、地球温暖化に対するメッセージが紹介されています。

・故郷のいま
地球温暖化が日本各地に与える影響、それに対する取り組みを紹介する動画がラインナップされています。

このようにCOOL CHOICEは、身近で起こっている地球温暖化について理解し、ライフスタイルに合わせた温暖化対策に取り組みたい人にはオススメのアプリとなっています。

参考URL:COOL CHOICE公式サイト

slowz

slowz(スロウズ)は、プラスチックフリーやゼロウェイスト、カーボンオフセットといった、様々なサステナブルジャンルで取り組みや商品を展開している店舗をジャンル別にチェックすることができる店舗検索アプリです。
日々、都市の中でサステナブルな消費行動を起こすことが難しい状況にある中で、マップベースで直感的かつ分かりやすく選択肢を見つけ出すことができます。

このアプリに掲載される店舗は、slowz開発チームが厳選した「ユーザーが欲しいと思える商品やサービス」を提供している良質な店舗に絞り込まれています。
「実際に行ってみた店舗」はチェックインボタンで保存することができ、また「行ってみたい店舗」もお気に入り保存をしておくことができます。
そうして保存した店舗は、マップ上で表示することができます。

またslowzでは店舗情報だけでなく、サステナビリティに関連するイベント情報をオンラインからオフラインまで幅広くチェックすることができます。
さらに一般に開催されているものだけでなく、slowzが開催するプログラムも用意されており、ユーザーがサステナビリティについて学べる様々な機会を与えてくれます。

参考URL:slowz公式サイト

まとめ

今回は、気軽に環境問題の解決に貢献できるオススメの環境アクションアプリを紹介していきました。
もし一つでも気になるアプリがあった場合は、是非一度ダウンロードしてみてはいかがでしょうか。
アプリを通して、思いの外楽しみながら環境貢献活動を行えるかもしれませんよ。



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